カーエアコンの掃除は自分でできる?清掃方法について解説!

車のボディーや内装の掃除をよくする方でも、エアコンのクリーニングはハードルが高いものです。もし壊してしまったらどうしよう、という気持ちが生まれ、なかなか手を出しづらいものです。しかし、カーエアコンは、自分で掃除ができます。この記事では、車のエアコンを自分でクリーニングする方法について解説します。

1. カーエアコンの掃除について

車のエアコンは、住宅に取り付けられているエアコンとほぼ同じ仕組みになっています。外の空気をフィルターに通し、ファンに送り込みます。その後、ファンから送られてきた空気をエバポレーターが冷やします。そして、冷えた空気がエアコンの吹き出し口から流れるという仕組みです。暖房の場合、エバポレーターで作られた冷気をヒーターで温めて吹き出します。このエバポレーターは、温度差で結露を起こすため、カビの温床となりやすい部品のひとつです。エアコンから流れてくる悪臭は、エバポレーターに発生したカビが原因の場合が多いのです。

1-1. 定期的なクリーニング

エアコンの悪臭はカビが原因のため、アレルギー反応が起こりやすいものとなります。肌が敏感な方にとっては、エアコンをメンテナンスすることでアレルギーの症状を抑えられます。また、外気を車内に流すため、春や秋などの季節には、花粉が大量に発生するため、車内に入りこんできます。定期的なクリーニングを行うことで、車内の快適さを向上させるだけでなく、体への負担を軽くできます。

1-2.エアコンクリーニングを自分でやってみよう

車のエアコンクリーニングは、ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店なので行えます。機械ということもあり、業者に頼みたいという方もいらっしゃるでしょう。しかし、実はやり方を知ることで、自分でクリーニングできます。その場合は、業者に頼む際に払う工賃を浮かせられるため、セルフでのクリーニングを検討してもよいでしょう。また、内部の仕組みを知ることで、車に少しでも違和感を覚えたときにセルフチェックを行えるため、一度挑戦してみることをおすすめします。

2. エアコンクリーニングの方法について

カーエアコンを清掃する際は、汚れてもいい大きめのタオルとカーエアコン用の洗剤を用意しましょう。専用の洗剤は、ホームセンターやカー用品店、インターネットで購入可能です。

2-1. 具体的な方法

エアコン清掃する際は、まず、エアコンフィルターとエアコンフィルターのカバーを外しましょう。外したフィルターは水洗いで簡単に汚れを落とせます。使用してから1年以上経っていたり、走行距離が1.5万キロを超えていたりする場合は、新品へ交換を検討しましょう。フィルターの奥にエバポレーターがあるため、洗浄剤を吹きかけ、 洗浄します。洗い終わったら洗剤や水分を除去するために、10分程度エアコンを運転させます。以上でクリーニングは完了です。その後フィルターとフィルターカバーを忘れずに戻しましょう。

2-2. 自分でクリーニングする際の注意点

フィルターを外して洗浄した際は、陰干しで完全に乾燥させてから設置しましょう。また、エバポレーターを洗浄した後は必ず送風を行いましょう。どちらも、水分が残った状態で設置してしまうと、再度カビが繁殖してしまうため、注意が必要です。また、空気中の不純物は季節ごとに変わるため、季節の変わり目に清掃するのがおすすめです。

3. エアコンクリーニングを業者に頼んだ場合

カーエアコンの洗浄は簡単に行えますが、思わぬ故障が起こる危険性もあります。不安な方は、プロの業者におまかせしましょう。業者に依頼する場合は、エバポレーターを分解して洗浄したり、高圧洗浄で徹底的に汚れを落としたりできます。高度な洗浄を求めている場合は、業者に頼むとよいでしょう。また、清掃と同時にエアコンシステムのその他パーツの不調や、エアコンガスの充填を頼めます。普段は自分でクリーニングを行い、定期的に業者に頼むなど、目的に合わせて使い分けることが大切です。

3-1. 費用

業者に依頼した場合、 会社によっても異なりますが。フィルターの交換とエバポレーターの清掃はそれぞれ5,000円程度の工賃がかかります。エアコン周り一帯のクリーニングのパックメニューとして用意している会社もあるため、お近くの業者へお見積もりを取ってみましょう。

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