車内に灯油をこぼしてしまった!気になるクリーニング方法を徹底解説!

ガソリンスタンドから灯油を運ぶ際車の中にこぼれてしまったという経験はありませんか。灯油の臭いは、車内に充満し、最悪の場合体調不良を起こしてしまう可能性もあります。また、タバコを吸う方にとっては、車両火災の危険性も伴うため、一刻も早くクリーニングをしたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。今回は、こういった灯油をこぼしてしまった際のクリーニング方法や、自身でできる対策についても解説します。

1. 灯油のクリーニング

灯油はガソリンとは違い、揮発性の低い石油系の燃料です。そのため、トランクや車内のシートにこぼしてしまった際に、車の奥深くまで浸透し、匂いを発し続けます。その際、床の底にあるスポンジなどの緩衝材を溶かし、エアコンや天井ににおいを染み込ませます。家庭用の洗剤を使用し、自分で汚れを落とそうとしても、なかなかきれいにできません。そのため、専門の業者にクリーニングを依頼することをおすすめします。

2. 業者によるクリーニングの流れ

ここからは、灯油で汚れてしまった車の実際のクリーニングの流れについてご紹介していきます。灯油をこぼした場所やこぼした量、こぼしてから経過した時間によって、作業内容や費用、期間が異なってしまうため、注意が必要です。ここでは、大まかな流れについて解説していきます。

2-1. 被害場所の確認

浸透力の高い灯油をトランクルームでこぼしてしまった場合でも、運転席の方まで浸透していることがあります。また、匂いが充満し、天井やエアコンの内部に染み付いているケースもあります。そのため、車内のクリーニングする際には、周辺のパーツを分解し、浸透している箇所とクリーニングの必要な個所を確認する必要があります。

2-2. クリーニング

灯油は、家庭用の洗剤で洗浄することは困難です。そのため、専用の洗剤を使用する必要があります。また、エアコンの内部に浸透してしまった際には、特別な方法を使用してクリーニングを行います。ただし、床の下の緩衝材まで浸透し、底部のスポンジが溶けてしまっている場合は、クリーニングではなくパーツ自体を交換する必要があります。被害の状況によっては、その他の部分も交換が必要になる可能性があるため、できるだけ早めに業者に相談するようにしてください。

3. 自分でできる灯油こぼしの対策

ここからは、灯油をこぼした際の自分でできる対処方法についてご紹介していきます。ただし、あくまでも応急処置となりますので、クリーニング業者への相談は忘れずに行いましょう。

3-1. 灯油を吸い取る

まずは、こぼした箇所とその周りに、キッチンペーパーや新聞紙を敷き、たたきます。可能な限り灯油を吸い取るようにしましょう。軽く吸い取ったら、すぐに新しいものに交換し、ある程度まで灯油を吸着させます。

3-2. 洗剤を含んだタオルを使う

新聞紙やキッチンペーパーの後は、洗剤を含んだタオルでたたく作業を繰り返します。40度前後のお湯に、食器用の洗剤を加え、石鹸水を作ります。この中にタオルをつけ、固く絞った後、たたいていきます。

3-3. 乾いたタオルでたたく

その後は、洗剤のはいっていないお湯につけた綺麗なタオルを使い、同じように軽くたたきます。その後、乾燥させていきます。この時に、においが取れていれば、残っているにおいも自然と抜けていきます。それでもまだ灯油のにおいが残ってしまう場合は、専門の業者に相談してください。

4. 車内に灯油をこぼしてしまった際の注意点

ここからは、車内に灯油をこぼしてしまった際に、知っておきたいポイントについてご紹介します。

4-1. 灯油こぼしには保険が使える

車両保険に加入されている場合、「支払事由」という項目を確認してください。加入条件によって、灯油こぼしに車両保険が適用されるケースもあります。わからない場合は、一度保険会社に確認しましょう。また、レンタカーなどで灯油をこぼしてしまった場合は、賠償責任保険の対象となる場合があります。そちらに関しても、わからない場合は、保険会社に確認しましょう。

4-2. 灯油が直接かかっていない場所も原因となる

灯油は非常に浸透力が強いため、車の中全体がにおいの原因となっている場合があります。そのため、ディーラー等でパーツの交換にて対応した場合でも、においが解消されていないことがあります。パーツを交換するのではなく、においの原因を確実に見つけ、対応していくことが大切です

4-3. 売却価格が下がる

灯油によるにおいは売却する際の金額にも影響を及ぼします。そのため、灯油を大量にこぼしてしまったから売却しよう、と諦めるのではなく、早急に専門業者へ相談しましょう。

5. まとめ

灯油は浸透力が強いため、車の中全体に広がっていきます。家庭用の洗剤ではなかなかきれいにしにくいため、早急に業者へ連絡しましょう。こぼした場所や量によって作業内容が変わります。また、においの原因を確実に突き止め、対応する必要があります。そのため、安易にパーツの交換や売却を考えるのではなく、クリーニング業者にご相談ください。契約によっては保険が適用される場合もあります。 「京都クリーンクラブ」は、クリーニングの専門業者です。「心あるハウスクリーニング」をモットーに、車やお家、エアコンのクリーニングをしております。灯油のにおいなど、目に見えない部分の消臭など施工しております。灯油以外の汚れやにおいに関するご相談も受け付けております。ぜひ、お気軽にご連絡ください。

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